「アートは、静かに憤る。」
Buckskin BEER Presnts「アートは、静かに憤る。」開催
(一社)style KYOTOは、2023年3月3日(金)京都市京セラ美術館光の広場にて、音楽イベント「アートは、静かに憤る。」を開催いたします。
ロシアによるウクライナ侵攻からまもなく一年が経とうとしていますが、未だ平和的解決への道のりは遠く、事態は長期化しているように思います。日本に住む私たちも「戦争」を目の当たりにし、大きな衝撃を受けました。戦争の愚かさ、悲惨さは、ニュース映像やSNSで発信されていますが、戦時下においては「文化」も戦いの場にさらされていることはあまり知られていないのではないでしょうか?
ウクライナの偉大な芸術家、マリア・プリマチェンコ。首都キーウの北西にあるイワンキフ美術館がロシア軍の攻撃により破壊され、同館にあった彼女の絵画14点が地元の人々の助けにより救いだされた。キーウではその救出された作品の展覧会が開催されるなど、この事件をきっかけに、アート業界ではマリア・プリマチェンコの作品が平和の象徴として再評価され、注目を集めている。
時代の犠牲となってしまった〝アート〟。
しかしながら、何人もアートを生み出した先人たちの意志や、クリエイティブな発想までを破壊することはできません。彼らの意志力は強く努力し、求め、探し、そして屈服することは、クリエイティブであるかぎりありません。
「アートは、静かに憤る。」では、破壊されたアート作品の静かなる憤りに耳を傾け、プリマチェンコ氏のクリエイティブな意思や想いを、ウクライナ民謡にのせてお届けいたします。
公演概要
日時:2023年3月3日(金)18:30開演
会場:京都市京セラ美術館 本館 光の広場
京都市左京区岡崎円勝寺町124
入場料:無料(※要申込)
https://peatix.com/event/3498139/view
公演内容
画家『プリマチェンコを想う』
語り手:加須屋明子氏
第二部 コンサート『ウクライナに想いを寄せて』
歌唱:小玉洋子(ソプラノ独唱) / 伴奏(ピアノ):辻本圭
《予定曲目》
●キエフの鳥の歌~日本語版(日本語歌詞:木内宏治 作曲:中島章利)
日本人がキエフ訪問の際に歓迎会で歌われ、日本に持って帰った曲。
●月の照る夜(ウクライナ民謡)
ウクライナ民謡で一番有名と言われるロマンスを歌った曲
●美しいミンカ/かわいいミンカ(ベートーヴェン:23の各国より)
ウクライナ民謡〝コサックはドナウを越えて〟が原曲でベートーヴェンが作曲した歌曲
他
※当日はバックスキンビールのサンプリングがありますので、公共交通機関を使ってのご来場をお願いします。
※商品のサンプリングは20歳以上の方に限らせていただきます。
■マリア・プリマチェンコ
マリア・プリマチェンコ(1908〜1997)は、素朴派と呼ばれる独学で美術の道を歩んだアーティスト。ウクライナ素朴派の民芸装飾芸術家の代表格で、国内でも広く知られ1970年代には切手にもなっている。また、1966年にはウクライナのタラス・シェフチェンコ国立賞を受賞。ユネスコは2009年を「マリア・プリマチェンコの年」と宣言している。